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もぶろぐ

世間知らずOLが少しずつ世の中を知っていくブログ

森博嗣『すべてがFになる』を読みました

 

すベてがFになる (講談社文庫)

すベてがFになる (講談社文庫)

 

  

読みました。
 
読み終えて、ああこのシリーズは是非とも全巻読んでおくべきだと思ったのです。
他のシリーズ作品を読むともっと面白いのだなと思わせる何かがありました。


いくつもの謎が浮かぶこの物語で
わからないことが少しずつほどけて、綺麗に繋がっていく感覚が気持ち良くて。
すべてがFになる」というキーワード自体の謎、
殺人事件の犯人は誰か、どうやって犯行を完遂したのかという謎、
犯人の過去に何があったのかという謎、
主人公の過去に何があったのかという謎、
などなど。
 
でも、この巻で語られたことは明らかに全部じゃないよね、とも感じるんです。
おそらく次巻以降もしくは別シリーズで語られているものと思います。
それで、きっとシリーズ通して読むとより面白い作品なんだな、と。
 
 
あとは気になったこと。
  • 三点リーダが多い
    アンニュイな感じ!私も三点リーダ使いすぎな方だからつい目が行ってしまう。
    まあこれは恩田陸の著作に"『』"が多用されるのとおんなじ感じかも。すぐ慣れる。

  • ネット上のレビューで言われているほど理系理系してない
    ひょっとしたら自分の職業が世間一般でいう理系職だからかもしれない。

  • 登場人物に好感が持てない
    特に萌絵。世間知らずキャラなのかお金持ちキャラなのか、どっちなのかよくわからない。これら二つは似てるけれど大きく違うと思う……なんていうかこう、ありすちゃんみたいな優しさとか人間的な魅力が感じられないんだ……!高価なものを持っている描写はあるけれど、裕福故に得たものがあるのか?有効活用している資産があるのか?それとも苦労しているのか?と言われるとわからない。暗算が速い、で?という感じ。

  • 犀川先生が突然多重人格になる
    びっくりした。なんで?って思ったけれど、ひょっとしたら他の巻でフラグ的なものがあったのかもしれない。この本はデビュー作ではあるけれど執筆した順序は他作品が先のはず。
 
なので、あんまし感情移入は出来ませんでした。天才の描写なら、私は野崎まどの『know』の方が好きかな。
でもこの本を読むなら、それは必要無いかなと思います。
文庫の表紙のように、真っ白な気持ちで読むと良いかなって。
 
あと、ひとつの仮定が示されて、それが論理によって棄却されて次の仮説を立てて……というプロセスの描写も特になかったように思います。
おそらく主人公の中ではそのプロセスが繰り返されているのだろうけど、読み手としては突然結論が出てきてオゥ!?となった印象がある。
そう思ったの、私だけかな〜。
 
ガリレオシリーズと何が違うんだろう。読者がいったん置いてけぼりになるのはどのミステリでもあることのはずなのに、なぜか引っかかってしまった。
これは今後の課題にしよう。
 
登場人物の感情にどっぷり浸かることを求めないミステリ好きにはオススメです。
何はともあれ、これはシリーズ内他作品も読みたい。
シリーズ二作目と三作目をポチってしまいました〜
 
んーなんか思うままに書いたら本当にオススメしたいのか?という文になってしまった……本当ですよう。
大学教授の片手間にこの小説が書けるなんて、天は二物を与えたもうたものですよ。
 
 
 
他に、最近読んだ本は以下。
 

 どんどんハーレム化してっておねいさんは少しかなしい。でも本多コンビが好きだから読み続けるつもり。

 
百田直樹『幸福な生活』
幸福な生活 (祥伝社文庫)

幸福な生活 (祥伝社文庫)

 

この本に出てくる女性は、何故か、二の腕のムチムチしたセミロングのイメージが浮かぶ。

 
百田直樹『モンスター』
モンスター (幻冬舎文庫)

モンスター (幻冬舎文庫)

 

 まったく共感できない。醜さのあまり人生が捻じ曲がった女性の話。話は面白いけれど悲しい。美容の勉強にはなる。

 
東野圭吾『予知夢』 
予知夢 (文春文庫)

予知夢 (文春文庫)

 

 

東野圭吾『聖女の救済』

聖女の救済 (文春文庫)

聖女の救済 (文春文庫)

 

 

東野圭吾『ガリレオの苦悩』

ガリレオの苦悩 (文春文庫)

ガリレオの苦悩 (文春文庫)

 

主人公を福山雅治に脳内変換して読むと幸せになれる。
トリック的にはこっちのシリーズの方がかなり理系理系してると思うんだけど。私が物理になじみが無いからかもしれないな。『すべてがFになる』は情報工学系だから分野が違うよね。

 

 
小川一水『天冥の標 VII』
天冥の標VII 新世界ハーブC (ハヤカワ文庫JA)

天冥の標VII 新世界ハーブC (ハヤカワ文庫JA)

 

 

小川一水『天冥の標 VIII ジャイアントアーク PART1』 

天冥の標VIII ジャイアント・アークPART1 (ハヤカワ文庫JA)
 

うわあああああ第一巻の謎が解けたああああひゃあああああ希望が見えたぞおおおおおおお(錯乱)

 

以上です。